2018年11月28日

岩泉の今

2016年(平成28年)岩手県岩泉町に台風10号が通過しました。
複雑な動きと統計を取り始めて以来初めて東北地方の太平洋側
に上陸した台風です。 岩手県では、29日から30日にかけて
沿岸地方を中心に雨が降り続き、30日夕方から夜のはじめ頃
にかけては局地的に猛烈な雨を観測。
1時間雨量が岩泉町で70.5ミリ、3時間雨量が138.0ミリと
統計開始以来の値を更新しました。

1.png


特徴的なのは数時間のうちに大量の雨量を観測した事です。
被災された方の「あっという間に水没した」と話された内容
を裏付ける数値です。

2.png


2016年9月7日、職員一丸となり岩泉支援活動を行った様子を、
過去のブログに載せてあるのでご覧ください。

http://kawakubohos-eiyo.seesaa.net/article/442109211.html

 その後の様子が気になりましたが、先日になってようやく
支援先に行くことができたのでお伝えします。

被災当時は各所で道路が寸断されたために、盛岡〜八戸方面から
片道4時間かけて大きく迂回する形で移動しましたが、
今回はスムーズに1時間30分ほどで到着しました。

3.png


訪れた目的は支援の際に撮影した場所を探して同じ場所を撮影し、
後に現在の様子と見比べる為です。

初めに龍泉洞から町内を流れる清水川に向かいます。
撮影者が違うので地図を確認し、見つけました。

5.jpg
6.jpg


アスファルトが黒く、コンクリートが真新しいので最近になって
復旧したようです。
川が緩やかなカーブになった場所ですが、今は
穏やかな川の流れです。

付近には仮設住宅が設置されています。

7.jpg


次にここから下流側の川の水が住宅街へ溢れた場所に向かいました。
当時、辺り一面が泥で覆われてしまった川沿いになります。

8.jpg
9.jpg


泥も取り除かれ綺麗になっていますが、所々で歪んだままの柵があり、
細かな修復はこれからなのかなという印象でした。

10.jpg
11.jpg


更に見ていきます。

12.jpg
13.jpg


橋の欄干は当時のまま大きく歪んだままでした。

2年前のヘリコプターの飛び交う音、重機の唸る音、多くの人たちの
スコップの音は想像もつかず、今は静かな町内を取り戻していました。

14.jpg
15.jpg


今回は岩泉町の中心部を訪れたので、道が寸断された山間など
他の場所はどうなのかは分かりませんでした。
盛岡と結ぶ国道455号は全線開通したとはいえ、今も災害復旧工事
が行われています。
今後も報道など通して情報を得て何か出来ることがあれば
お手伝いしたいと思います。












posted by エイヨウカ at 15:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月03日

備忘録 シンク磨き

栄養科の手洗いシンクを磨きました。
いつも掃除はしていても、長年の汚れで膜になっています。
今回、あらゆる洗剤・こすり洗いでも落ちなかった汚れに挑戦しました。

図1.jpg

図3.jpg

図2.jpg


石みたいに頑固な汚れに、紙やすりの一種「耐水ペーパー」を
5種類使用。
記載している数字が低いほど荒く、高いほど細かく磨けます。
まずは荒削りで汚れの膜を削り、徐々に磨き傷を消して
光沢を出す作業です。

図4.jpg


使い方は水砥ぎになります。水を使いながら使用するので、
発熱や粉状の削りカスが出ないのが利点です。
ただ、金属の匂いが漂うので換気は行ってください。

図5.jpg


磨くときは薄手のゴム手袋がお勧めです。

図6.jpg


最初に600番。次に800番の紙やすりで頑固な汚れの膜を落とします。

図7.jpg


1000番で光沢を出していくといった感じになります。
この辺で終わっても良い気はします。

図8.jpg


更に続けます。
1500番だと室内の光の反射が激しくなる感じがします。
シンクに流した水が表面張力で浮き上がりました。

図9.jpg


2000番。磨き水が綺麗で磨いた手ごたえが少ないですが、
目を凝らして見ると微細な傷が消えています。
これ以上の耐水ペーパーが近隣で販売してなかったので終了しました。
もし鏡面にするならば、クリーム系の研磨剤が考えられます。

図10.jpg


結果、以前スチールたわしで掃除した時にできた深い傷は消せなかった
ものの、汚れを取る意味では成功でした。
映り込みも良く、排水穴が2つあるように見えます。

図11.jpg


しかし、この状態を維持していかないと直ぐに戻ってしまうので、
近いうちに「お手入れ」の様子を伝えていきたいと考えています。



posted by エイヨウカ at 17:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

命のスープを調理する

食欲のない方や、食べることが出来ない方に、
喜んでいただけることはないか日々考えています。
調理に関わる私達や栄養士は、
「患者さんに最後までお口から食べていただきたい」
と思っています。

4.JPG



そこで当院では、食べられる柔らかい食事に変える。
のど越しの良い麺類をお出しする。
食欲が出るよう梅干しなど味の濃いものをお付けする
などの個人対応を行っています。
しかし、どうしても食が進まない方や、食べる気持ちはあっても
食べられない方々がいらっしゃいます。

5.jpg


そんな時「命のスープ」の存在を知りました。
食べる相手への気持ちが詰まった手作りスープです。
料理研究家の辰巳芳子さんが父親の介護経験から
考案したスープで、嚥下障害がある人や食欲のない人に
向いているようです。

6.JPG


早速試作してみました。

7.JPG



スタッフみんなで試飲したところ、「素材の旨味が詰まった味だ」
「塩加減で味がかなり変わり、デリケートだ」
と調理に細やかな心遣いが必要であるとこがわかりました。

8.JPG


また、口内炎のあるスタッフは「痛みもなく楽に飲めて美味しかった」
と話し、お口の中に問題がある人も含めて、いろいろな方にお出しする
ことが出来る事も発見できました。
お一人お一人に合ったスープを提供するにはもう少し検討が必要です
が、食事の選択肢の一つになるようにしていきたいと考えています。




posted by エイヨウカ at 15:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする